【必須知識】どこからがインサイダー取引??ばれるの??

皆さんはインサイダー取引という言葉を聞いた事はありますか?
投資をする上で知っておかなければならない最低限の知識となります。
本記事を読む事で、インサイダー取引の概要とどういったケースが該当するのかが理解出来ます。

目次

1. インサイダー取引とは

インサイダー取引とは、事前に株価に影響する情報を知った上で株の売買をして、利益を得たり、または損失を回避したりする行為を指します。
具体的な情報は以下です。

  • 新製品情報
  • 決算情報
  • 社長、役員、重役の任命、退任
  • 不祥事

インサイダー取引をすると、罰金刑や懲役刑だけでなく、自身の所属している会社の信頼が落ちてしまう等、影響が非常に大きいです。
これは、市場参加者の平等性を確保する目的で定められています。
良くあるケースは自身の仕事関係で得た自社の情報や他社の情報を利用して売買をした場合です。
得た情報が株価に影響を及ぼす可能性のある情報ですとインサイダー取引に該当する可能性が高いです。
もちろん世間で知られている情報を元に取引をする事は全く問題ありません。
本ブログでは投資信託をメインに紹介しています。
投資信託では、購入する株は投資信託会社が選択するのでインサイダー取引に回答するケースは殆どないと思いますが、意識はしておく必要はあります。
今後、皆さんが投資初心者をクリアして、実際に特定の会社の株を購入する時や、株主優待を得ようとして特定の会社の株を購入する際は注意が必要です。

あとインサイダー取引になる可能性のある人として以下があります。

・家族
・友人

家族は、夫婦、子供等の全てが含まれます。
妻や家族が夫の会社の株を買うという事も危険です。
妻や家族は夫の給与の実態を把握する事ができ、会社の状況を知る可能性があるためです。
よって、家族の方が所属する会社の株を買う時は要注意です。

次に友人です。

これは、自身の会社の情報を友人に話した場合が危険です。
自身の会社の新製品情報等を友人に話して、友人が株を購入するとかなりの確率でインサイダー取引です。
何故なら新製品情報の情報は株価に影響する要因であり、事前にその情報を知って株の売買をする事になってしまうためです。
なので、周りの方を守る為にも、仕事で知った情報はむやみやたらに周囲に話さない方が無難です。
そもそも周囲に話す事自体、情報機密の観点からNGですね。

家族、友人に共通する事として、インサイダー取引に関わった人、全員が摘発される可能性があります。
情報を言った人、情報を得て株売買をした人。
よって、百害あって一利なしなので、投資をする最低限のルールとして理解しておきましょう。

2. 摘発される例

「1」では文字で摘発される例を記載しましたが、より具体的に絵を使って説明します。

2-1. 家族、身内

一番リスクが高い関係者は、家族、身内になります。
大原則は以下の図となります。

インサイダー取引の概要図

株価に影響を与える情報を得ている状態で売買を行うと違法です。
家族、身内は特に注意が必要です。
同居している夫婦、子供、普段住んでいないいとこやおじいちゃん、おばあちゃんもです。

一緒に住んでいる居ないというルールではなく、あくまで売買の前に情報を得ていたかが重要になります。
通常は、株価が上がると分かって事前に株を購入し、株が上がったら売って利益を得る事を考えると思います。
事前に株を持っていた場合も違法です。
この状況で、株価が下がる情報を得たとします。
ここで、損失を避ける為に株を売ると、これもインサイダー取引になります。
更に信用取引など売りから入る取引に関しても同様です。
要は、事前に情報を得ていたかがポイントになります。
よって、身内等近い人は特に注意が必要です。

2-2. 友人、知人

次に注意が必要な人物が、友人、知人です。
会社関係者も含まれます。
特に飲み会は注意ですね。

地元に帰った時の友達との会話なんかも危険です。

お酒が入るとつい気持ちが大きくなって色々話してしまいますからね。
お酒が入っているいないに関わらず、自身のお金の話や仕事の話を回りの方にはしない方が無難です。

3. ばれるの??

「ばれるの??」と思う方もいると思います。
結論、ばれます。
しかも、罰金、懲役、追加の税金等の可能性があります。
あとは、会社にも情報が結果的に伝わる事になるので、何らかの罰則や解雇の可能性もあると思います。
では、どうやってばれるかです。
まずは、あなたの取引情報は開設した証券口座が持っていますよね。
tenさんの場合はSBI証券様をメインで利用していますが、もちろん取引情報を持っています。
恐らくですが、証券会社から税務署へは情報が比較的伝わりやすいと推測しています。
仮にそうでなくても、取引をしている人の怪しい行動が確認されると、警察が動き、証券会社に取引情報の開示を求めるでしょう。
場合によっては、令状を取って・・・。

では、「怪しい動きとは?」となりますが、これは大体本人だと思っています。
利益を得るとお金を使いますよね。
下手したら周りに話す人もいると思います。
こうなると情報がどんどん伝わって摘発の方向になると思います。
その頃には、利益で買い物をしたりして、色々な店に購入情報やカード情報が残ります。
収入に見合わない買い物をしていたりする場合が多いので一発でばれます。
きっかけはまだ他にもあると思いますが、この記事を読んでいる方は「ばれないのでは?」等と思わず正当に取引をして下さい。

4. まとめ

インサイダー取引に関する概要でした。
株に興味があって取引を始めても、違法となり罰金、懲役、追加で税金を取られる等となってしまっては資産運用でお金を増やす可能性を広げるどころの話ではありません。
ただ、ポイントは1つで「事前に株価に影響を及ぼす情報を知っていたか」です。
これが大原則です。
不安があったら税務署に聞いてみたり、本ブログでの問い合わせもしてみて下さい。
お答え出来る範囲でお答えします。